古今和歌集 0120 2020-02-27 19:50:22 | 古今和歌集 わがやどに さけるふぢなみ たちかへり すぎがてにのみ ひとのみるらむ わがやどに さける藤波 立ちかへり 過ぎがてにのみ 人の見るらむ 凡河内躬恒 我が家に咲いている藤が連なって波のようになっているから、寄せては返す波のように行きつ戻りつしながら人が見て行くのだろう。 自宅の庭で咲き誇る藤の花が通りゆく人の目を惹いている様子を嬉しく思う気持ち。