フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

あるじへのつぶやき (11月)

2007-11-05 01:20:40 | 雑記 「趣味のおたより」から
毎年十一月の最後の土曜日に麻布学園・山岳部の忘年会がありましたよね。
店を営業していたときは、私が運転手として何時も一緒に連れて行かれていましたね。
当時は会場が新宿でしたから帰りの足を確保するための私でした。
 
「何を着ていきましょうか?」と聞く私。
「着物で良いんじゃない?」とあなた。
「運転手なのですから洋服の方が良いでしょう」と言っても
「着物にしなさいよ。」とあなたの言葉でした。
 
男性ばかりの学校ですから、着物を着ていく事に抵抗がありました。
でもそんなことは「何のその」のあなたでしたね。
 
麻布山岳部から私宛に忘年会の招待状を頂きました。
あなたの名前がない、とても不思議な気持ちになりました。
山岳部からなのにあなたの名前がないのです。

なんとか出席のお返事を出そうと思っていますが、とっても勇気がいります。
あなたのお仲間の中にわたし一人で出席しなくてはいけないのですよ。
そしてあなたの葬儀のときのお礼を申し上げないとでしょう?

私自身の集まりにも出られないでいましたのに、
あなたの集まりはもっと私には重たいです。
 
でもやっぱり頑張って伺うべきなのでしょうね。
そしてご挨拶するべきなのでしょうね。
あなたの妻ですものね・・・。
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10月号  「わたしのひとりごと」

2007-10-03 21:52:37 | 雑記 「趣味のおたより」から
9月は暑い日が多かったので秋を待ちこがれていました。
でも日の暮れが早くなり、夕方の風が涼やかに吹き始めたり、
虫の音が聞こえ始めましたら、だんだん寂しくなってしまって・・・。
 
夜が長くなるのです。
去年あるじが逝ってしまって、長い寒い夜が辛かったことを思い出しました。
眠れない長い夜が続きました。

どのように過ごしていましたか、今思い出そうと思っても思い出せません。  
テレビを見る気になれず、ラジオを聴く気にもなれず喘いでいました。
何をしていたのでしょうね・・・。
 

この所易しい曲集を選んでピアノを弾き始めました。
20年以上ピアノから離れていましすから、
娘たちが小学生の頃弾いていました楽譜を探し出して、ゆっくり練習しています。

右手、左手、両手という指示があったり、
弾き方にも二通りも三通りもあったりで、結構楽しめています。
改めてコードの勉強になっています。
 
ウクレレもリコーダーもピアノもみんな音が出ますので、
当然練習できる時間帯は制限されます。
でも練習中は、集中してますから、あるじのこと
一人で寂しいと言うことも忘れられます。
 
二階から引っ越しをして、去年よりは良い条件になっています。
音を出さずに時間を過ごせる術も探します。
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10月号  「あるじへのつぶやき」

2007-10-03 21:47:13 | 雑記 「趣味のおたより」から
もう10月になりました。
去年の10月は確かサラリーマン時代の会社の方たちとの会食会がありましたよね。
懐かしい方たちにお会いできて喜んでいたことを思い出します。
お通夜の日会社の方たちが驚いておられました。
「元気だったのに」と言われて・・・。
 
本当に元気でしたよね。見た目には。
どこか悪いところがあったのかしらと時々考える事があります。
自分で自分の身体を見ていなかったのかとも思いますし、
突然異変が起きたのかしら、と思ったりもします。 

春、弘前の先輩の処で、「恐山のいたこさんにあなたを呼んでもらいたい」と言いまいたら「やめとけよ」と言われて。
でも本当はあなたに聴いてみたいです。
そんなこと考えるのは変ですか?
 

この所応援隊がやって来まして、あなたのお庭を雑草園から卒業させました。
驚くほど綺麗になりました。
でもあなたがいたらカンカンに怒り出すでしょうね。
私ですら驚いてますから。
 
階段を上がった右側、植わっていたものを全部抜いてしまったのです。
チンチョウゲも柏葉紫陽花も鉢に植え変えました。
基本的に地植えはしないようにと言うことのようです。

多分チンチョウゲは駄目でしょうね。可愛そうですが・・・。
「母には出来ないでしょうから」と、娘の弁でした。
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わたしのひとりごと (9月号)

2007-09-02 23:27:36 | 雑記 「趣味のおたより」から
月日ばかり数えてしまうのですが、あるじが亡くなってもう9ヶ月も過ぎたのです。
なにか信じられないです。
 
わたしもそれなりの生活は出来てきていますが、
奥深いところで悲しみが強くなってくるのは仕方がないのでしょうね。

何かに付けあるじの言葉や仕草が思い出されてきて…。
娘たちともお父さんならこんな風に言うでしょうね、と口調そのまま真似が出来てしまう。
娘たちもうなずきながら、同じように口調の真似をして…。
 
そろそろ一年祭の日取りや、お食事をするお店を考える時期になってきてしまいました。
早いですね。あっという間でした。
 
介護付きマンションをあきらめ、まず5年はこの家に居ようと決めて、
3ヶ月になります。
だんだん居心地の良いスペースが出来てきています。
 
先日も読書会の方たちと、我が家で暑気払いをしました。
一品持ち寄りで、午後6時半からだったのですが、全員出席されました。

この家に居れば、こうした楽しみ方も出来るのですね。
メンバーの方々も「一番楽しかった」とか…。
でも本を読まないで食事会だけでは、やっぱり物足らなくなるでしょうね、多分。
 
月一冊、全員同じ本を読み、それを話の種に、
お茶しながらおしゃべりするのは、それはそれで結構楽しい。
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あるじへのつぶやき (9月号)  

2007-09-02 23:20:44 | 雑記 「趣味のおたより」から
報告します。
ウクレレ愛好会のボランティア演奏にわたしも参加出来ました。
 
あなたが元気でしたら、多分わたしはウクレレを習うことはなかったと思いますね。
ウクレレは唄いながら弾けるので、あなたには良い楽器だったのでしょうが、
わたしのように唄えない者には少し重たい楽器です。
 
でもウクレレの音色は好きですから結構今は楽しんでいます。
もう少し練習しましたら、あなたより上手になりますよ、きっと。

だってそうでしょう?
出来なくて何時までもメンバーの方たちの足を引張っては申し訳ありませんから、
わたしなりに頑張っていますもの…。
 
去年あなたが「幸せはここに」をソロで唄いましたよね。
今年も演奏したのです。

わたしは一生懸命コードで弾いていたのですが、何とも辛かったですね。
メロディーも歌詞も寂しさがこみ上げて来て、去年の事を思い出してしまって。

…… でも安心して下さい。
全員揃っての練習は余り出来ませんでしたが、ちゃんと演奏出来ましたよ。
わたしは所どころ変な音を出していましたが…。


「始めから上手に出来っこない、出来ないから習うのよ」と言う、
わたしの決まり文句に、
いつも「幸せな人だね…。」ってあなたは感心してましたね。
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