フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

決められないわたし

2015-05-30 22:04:41 | 日記
5月30日 土曜日 晴れ

冷蔵庫の入れ替えで、台所の雰囲気が変わってきた。自然に変わったのではない。
新しい冷蔵庫にしたことで、何となくあちこちの片付けをしたからだと思う。

このようなことは冷蔵庫だけでは無いと思う。
生活スタイルや意識を一寸だけ変えたことで、考えても居ない所に変化が出てくる。
ほんの一寸考え方を変えただけで、どれほど生きやすくなったか…。経験している。

「女子は何事も考えず、嫁ぐ前は両親に従い、嫁しては夫(もしくはその両親)に従うこと。
これが、わたしの育った環境だった。「女三界に家無し」は、5歳頃に聞かされた。

そして、「女子で生まれれば、一生家事仕事は避けられない」と常に言われていた。
更に「避けられない家事仕事を楽しむように」が、父の教えだった。

子どもの頃からそのように言われ続けると、何の違和感も無くなるから凄い。
宮崎県都城の武士の家系で育った父親は、芯から男尊女卑の思想の持ち主だった。

何事も無ければそれで幸せだったのに、あるじの急逝でわたしが従う人はゼロになった。
どうしたら良いか、全ての決定権はあるじが持っていた。
独りになり、決定権を持つ人がいなくなり、約6年間位は路頭に迷って居たのだと思う。

今では少しずつ、普通に行動できるようになってきていると自画自讃している。
でも、今回の冷蔵庫の買い換えでは、「まだまだ…」だったことを、痛感させられた。

ただ何時も脳裏に焼き付けていたのは、「娘たちをわたしの様にしたくない」だった。
決められないわたしと、瞬間で判断し即行動する娘たち。
その大きな違いに満足しながらも、寂しさを感じるのはわたしの我が儘なのでしょうね。
コメント
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