FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

20170722

2017-07-22 06:00:39 | 映画
FreeFireです
日本公開は2017/4/27のはず


日本版ポスター

千石劇場

例によって一番小さな部屋(笑)
舞台は1970年代(たぶん半ば)
IRAのガンマンが銃の取引でM16を買うハナシなんですが
70年代ですかそうですか
弾はあたってもそう簡単には人は死なないというFBIの研究結果を基にしてます
という触れ込みですが、銃撃戦になってもこの映画の中では簡単には人は死にません
武器商人のヴァーノンは注文はM16なのにベレッタのAR70/223を持ってきて売りつけようとする
で、お互いのメンバーの中に昨夜バーで喧嘩した相手を見つけて・・・
え-?アメリカで買うとしたらM16ってAR15やら、米軍横流しがあふれてて
AR70よりずっと安いんじゃないかなどと思ってしまうのは
古いガンマニアの悪い癖ですな


取引に邪魔が入って、ライフルで誰かが
”It's Fucking Garand!” そいつはM1ガーランドだって言うんですが
コレを使うのは老人で、まあWW2の頃の兵隊さんという設定でしょう
映画のネタばれしてもなんですから
間違い探しとロートルガンマニアの視点から

①レールつきの自動ライフル
フォアストックにレールが付くライフルというのは1990年代に登場し
2000年代に普及したもので1970年代にはまだ無いし
映画にも出てこない
②劇中で彼はS&WのM10というリボルバー(日本でもごく一部のおまわりさんが使ってた)
をつかいます、この絵はソ連のスチェッキンというフルオートにもなる自動拳銃のように見えます
③彼女が持ってんのはたぶんコルトパイソン 劇中で使う銃とは違います
④から薬きょうですが、
-1.なぜかボトルネック 38-44みたいなゆるい絞り方
-2.雷管が付いていない 薬きょうごと飛んでゆくという「間違った」描写はよく見ますが
撃ったら雷管がなくなってしまうというのは斬新な間違い方ですね  


AR70
たぶん自衛隊の89式は、機構部分をこの銃を参考にしていると言うのがワタシの見立て
ベレッタとスイスのSIGの共同開発、この銃のあと2社は袂を分かち
それぞれ独自に開発をし、それぞれ、スイス軍とイタリア軍の制式になります
ベレッタって商売上手で、あちこちの国が採用してますね
IRAのガンマン、クリスが使うのは
ポスターだと

スチェッキンぽいんですが
実際の劇中では

S&WのM10みたいです

フランクが使うのはブローニングHP

ポスターでは4inのパイソンをかっこよく構えてますが
劇中で使うのはタウルス(トーラス)というブラジルメーカーが
S&Wをコピーしたもの


スティボォとオドーはM1911を使うんですが
ヴァーノンとほか1名の銃がいまいち、わかりにくい
どうも、

このあたりのガビロンドがという会社のコルトをスペインでコピーした
LLAMA(ラーマ、リャマ)みたいに見えます。
ジャスティンといい、ヴェーノンといい、安物を使ってます。
ここら辺はたぶんわざとでしょうね
映画のポスターも、登場人物のヤツは正確にかかれてますから
上の間違い探し版は日本のスタッフのお遊びなんでしょう
(と好意的に解釈しておきます)

まあ爽快感は無いですけど、面白い映画でした。

おまけ

最近、こういう板のないコイン駐車場があります
ジムニーなら板があってもなくてもあまり変わりないと思います
試さないけど(笑)
板のないほうは、カメラでナンバーを取ってますから
踏み倒しについては、こっちの方がやりにくいですね

Minarai様
欧州では市街地への車の乗り入れを制限するために
路面電車が見直されているみたいでザガートのデザインとか
ピニンファリーナのデザインのとかがあるみたいです
日本で言うと世田谷線みたいな感じ
43でキットが出たら買っちゃうかも(笑)



コメント
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