『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

アベノミクス「カム・バック2」は本物か?

2014-11-01 00:01:56 | 日記

筆者は黒田日銀総裁が今年9月11日安倍首相と5か月ぶりに会談した翌日、当ブログで不景気の中での「円安・株高」になると予想しましたが1か月半で実現しそうです。安倍首相は人為的な株高政策に舵を切りました。さらに10%への消費税引き上げが延期されれば日経平均2万円の到達は近い気がします。しかし、今回は真の意味で景日本経済復活ではなく何も動かないサラリーマンが十分な恩恵を受けるかというと難しいかもしれません。日本のGDP自体がそれほど増えるとは思えないからです。日銀の量的緩和による溢れかえったお金は株式市場以外は海外に向かうかもしれません。日本には投資家から見るとほとんどまともなリターンを取れる投資機会が無いからです。(筆者は必ずしもそうとは考えませんが・・)そして重要なことはこれらの動きが「新しい形のバブル」だということです。まず、物価上昇が日銀の目標通り2%になり、さらに消費税が10%に上がり、続いて金融引き締め時期が取りざたされる頃、人々の思いとは裏腹に株式市場が変調をきたすでしょう。アベノミクスによる今回の株高はもともと人為的に操作していたにすぎないからです。その時期はそう遠くない気がします。その後、多くの国民は辛苦の苦しみを味わうのかもしれません。中流階級から富裕層への移動を試み挑戦した多くの勇気ある人々が無残にも敗北し厳しい現実に放り出されるからです。

以下コピー[東京 31日 ロイター] - 日銀が予想外の追加金融緩和を決定し、市場は再び驚きに包まれた。31日の市場では「バズーカ砲」と呼ばれた前回の量的・質的量的緩和に匹敵する株高・円安をもたらした。ただ、黒田東彦総裁がこれまでの「強気の看板」を下ろしたともいえ、市場や家計の期待に働きかける力を疑問視する見方も出てきた。米国を除いた世界経済が減速感を強める中で、サプライズの余韻がどこまで続くか注目される。

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