15日のニューヨーク株式相場は、米主要企業の良好な決算を受けて大幅反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比237.44ドル高の2万7024.80ドルで終了。米中貿易戦争一時停戦に加え、英国の欧州連合(EU)離脱案をめぐる交渉で双方の合意が近いとの一部報道も投資家心理の改善につながった。景気と株式相場にはずれが生じるもの、ここから年末にかけ24000円台を目指す不景気の中、日本株の大幅反発がありそうです。
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連休明け15日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅に3営業日続伸し、節目の2万2000円台を回復した。米中の閣僚級貿易協議の部分合意を好感する買い注文が膨らんだ。終値は408円34銭高の2万2207円21銭で、平成最後の取引だった4月26日以来、約半年ぶりの高値を付けた。一方、台風19号は国内に大きな被害を及ぼし、経済活動への影響が懸念された。生産設備の一部が浸水した電子部品大手や、多数の店舗が営業を中止した外食チェーンなどの株価が下落した。
「窓」は日足チャートでよく出現します。日経平均の8月26日安値からの上昇局面を振り返りますと、9月19日高値に至るまで5つの「窓」を形成しました。しかし、10月3日の急落で1つ前の「窓」を下落の「窓」によって埋めてしまいました。これで上昇の勢いが失速し、当面は下落幅や調整期間が拡大する可能性が高くなったわけです。

例えば、昨年1月高値からの下落相場、昨年10月高値からの下落相場、昨年12月の戻り高値からの下落相場、今年4月高値からの下落相場など、すべて上昇過程で形成した「窓」を埋めると下げが加速する動きを続けてきました。
しかし、今回は違います。先週末の上昇で前日との株価との間に強気の「マド」を形成したことに加え、10月3日の急落で形成した下落の「窓」も一気に埋め戻してしまいました。なので、10月3日の急落で形成した「窓」はダマシとなり、再び強気サインが点灯したことが考えられます。
昨年10月10日と10月11日の間の窓埋めを意識
ここから9月19日高値を上回ると、8月の安値を起点とした「N字波動(アルファベットのNのような動き)」が確認できます。一目均衡表の基本計算値を利用すると、V計算値:23,234円、N計算値:23,421円、E計算値:24,400円となります。
さらに、4月24日高値(22,362円)を上回ると、昨年12月安値を起点とした「N字波動」が確認できます。その場合、V計算値:24,614円、N計算値:23,524円、E計算値:25,776円となります。
出てきた数字の近い水準を平均すると、23,393円、24,507円などが上値メドになります。例えば、23,393円という水準は、昨年10月10日と10月11日の間の窓埋め(23,373円)を意識するメドになりそうです。