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東京23区浸水危険度マップ 「渋谷」など水に関係する地名も要注意

2019-10-18 06:59:17 | 日記

気候変動により今後、大きな台風が頻発する可能性が高い。国民は対策が必要です。ゼロメートル地域・谷などの地名がつく場所には選択が出来る人は安くても住まないなどの対策が必要でしょう。水害や火災は後から来るので巨大地震より怖い。命を守る対策が必要不可欠です。

 以下抜粋コピー

国土交通省によれば、15日午前5時現在で、川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは47河川の66か所。埼玉県の都幾川では2か所の堤防が決壊し、都幾川と合流して下流を流れる越辺川でも2か所が決壊。多くの住宅や特別養護老人ホームなどが水につかる被害が出ている。また、水が堤防を越える「越水」はのべ181の河川で確認され、東京・八王子市では南浅川が氾濫して高尾駅周辺が冠水した。

 そのほか、都内を流れる荒川や綾瀬川などでは、氾濫発生直前の危険レベルを示す「氾濫危険情報」が出ている。東京都職員として江戸川区土木部長などを歴任し、水害対策に詳しい土屋信行さんが解説する。

「工業用水として地下水をくみ上げたことで地盤沈下し、土地の高さが海面以下になった場所は『ゼロメートル地帯』と呼ばれています。東京でいえば江戸川区、墨田区、江東区、足立区、葛飾区の5区に広がっている。荒川や綾瀬川は、このゼロメートル地帯付近を流れており、氾濫が発生すれば、未曽有の事態に陥っていたことは想像に難くないでしょう」

 荒川下流に位置する江戸川区の一部では、20万世帯以上に避難勧告が出された。幸いなことに堤防の決壊や氾濫はなく、最悪の事態は免れた。

 とはいっても、川沿いでなければ安心とも言い切れない。今年6月、東京大学と早稲田大学は共同研究として「東京23区浸水危険度マップ」(表参照)を発表した。約3000戸が浸水被害を被った2005年9月の「杉並豪雨」を想定し、1時間に50mmを超える雨が2時間半にわたって降った場合、浸水が1mを超える地点を示したものだ。

「強い勢力を持った今回の台風19号は、上陸前の段階では東京都心を含む首都圏で1時間に80mmを超える猛烈な雨が降ると予想されていました。実際には50mm以内の雨量に留まったことで被害エリアが限定されましたが、もし予想通りの雨量だったら、この危険度マップで示されている以上に多くの場所で浸水被害が発生したはずです」(防災アドバイザー)

 危険エリアは「地名」からも判断できるという。

「水に関係する地名には気を付けた方がいい。たとえば『渋谷』。スクランブル交差点から周囲を見回すと、宮益坂や道玄坂など四方を上り坂に囲まれていて、どの方向からも水が流れ込む。まさに『谷』なわけです」(土屋さん)

 東京には、ほかにも四ツ谷や日比谷、市ヶ谷、茗荷谷など谷がつく地名が多いが、いずれも低地であり、浸水被害が懸念されるエリアとされている。

 

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