投機家にとっては予想外の黒字転換を遂げたことなどを追い風に電気自動車メーカーの米テスラが24日の米株式市場で急騰、空売りの買戻しも入り、暫く急騰は続きそうです。捕らぬ狸の皮算用の空売り派が「大やけど」で、逃げるしか道は無いでしょう。金を取ったり、取られたりする株式市場ではよくある話で、同情する人は少ない。要は空売りはリスクヘッジか余裕資金で行うべきで利益も大きいが、損失も破産迄拡大する恐れがあるのです。それでも参加したくなるのは投資家の性としか言いようがありません。
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電気自動車メーカーの米テスラが24日の米株式市場で急騰。予想外の黒字転換を遂げたことなどを追い風に、一時は日中ベースで8カ月ぶりの高値を付けた。同社株をショート(売り持ち)にしている投資家が「世紀の大やけど」を負うというイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の昨年5月の警告が、ようやく現実のものになった。
予言的中までの道のりはマスク氏の想像以上に長かったかもしれないが、S3パートナーズのイーホリ・ドゥサニウスキー氏によると、24日のテスラ株急騰により、空売り投資家は時価評価で約13億6000万ドル(1500億円)の損失を出した。空売り投資家が今年これまでに稼いだ利益20億ドルの約7割が吹き飛んだ計算になる。
テスラ株は寄り付きで20%上昇し304.93ドルと、日中ベースで3月1日以来の高値を付けた。
テスラ株の値下がりを見込む空売り投資は、株価が3年ぶり安値となった6月、約51億6000万ドルの利益を生んだ。売り持ちは9月にピークをつけた後は減っているが、S3のデータによるとそれでも浮動株全体の約23%(約81億ドル相当)を占めている。