『名も無く豊かに元気で面白く』

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❝米系ヘッジファンド暗躍?❞日経平均7日続伸で昨年同様24000円台まで一気上げ?SBG問題発生で撃沈か?

2019-10-30 08:17:44 | 日記

29日の日経平均は前日比106.86円高の22974.13円となった。終値としては7日連続で年初来高値を更新した。東証1部の売買高は13億2465万株、売買代金は2兆3278億円だった。業種別では、その他金融業、非鉄金属、精密機器が上昇率上位だった。一方、空運業、電気・ガス業、陸運業の5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は26%となった。10月に入って個人や金融機関が売り越している中、米系ヘッジファンドが買い漁っている感があります。 昨年も、米系ヘッジファンドが買い漁り4月から10月まで日経平均は4000円上昇しましたが、その後は撤退で下落、日経平均3万円台復活かと騒いだ国内個人投資家が割を食いました。今年も、同じパターンかもしれません。米系ヘッジファンドの場合、各企業の決算内容に関係なく指数を引き上げる傾向がありますが、ソフトバンクグループ(以下SBG)の下記記載の失態によりどうなるか分かりませんが、今までは7連騰と押し目を作らず、力ずくで引き上げています。イギリス総選挙、中国経済、SBG問題と難題はありますが、余程のことが無い限り、12月、来年3月どちらかのメジャーSQめがけて買い上がるでしょう。

以下抜粋コピー

WeWorkは、2010年に創業したオフィスレンタル会社だ。カリスマ的な創業者の下、巨額の資金調達を繰り返しながら猛烈な勢いでオフィススペースを拡大し、上場への準備を進めていた。上場の想定企業価値は約570億ドル(約6.2兆円)と超弩級。誰もが大型上場を固唾をのんで見守っていた。

 しかし、上場前に公開された証券登録届出書(S-1)に記載されていた事業戦略があまりにも稚拙で、将来、現状の赤字を解消し、利益を創出できるとは評価されなかった。570億ドルという想定企業価値は一気に200億ドル以下に激減。同社に投資してきたJPモルガンやゴールドマン・サックスといった名うての投資銀行が大恥をかくことになってしまった。

SBGは傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」と合わせて、WeWorkに合計100億ドル超を注入したといわれ、WeWorkの創業者に次ぐ大株主だ。SVFは、SBG会長兼社長の孫正義氏がサウジアラビアなどから巨額の資金を集めてつくった、10兆円以上の世界最大のテクノロジー投資ファンドだ。資金力を武器に、上場前の成長スタートアップに株価が割高であっても投資を断行して経営権を取得し、SBGコングロマリットを拡大する戦略を進めている。

 例えば自動車配車サービスの大手ウーバーは、WeWork同様に赤字企業だが、SVFはウーバーの企業価値が480億ドルの頃に過半数の株を取得した。金融界では「高値つかみ」と揶揄されたが、ウーバーは上場を果たし、企業価値が800億ドルを超えたことで投資リターンをしっかり得ることができた。WeWorkもこれと同様の戦略だった。

 実はWeWorkの570億ドルという破格の企業価値は、SBGが設定したものだった。この「高過ぎる評価額」での資本注入が上場や、他の投資家には株式売却などの「エグジット戦略」を難しくし、結果的にWeWorkのような失態を演出してしまうことがあるのだ。


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