菅平章事のための願文
(性霊集巻七。「菅平章事」とは菅野真道という参議。ここでは四天王の像を造ったことで天皇の病気が治り、阿弥陀仏の像一躯、観世音菩薩、得大勢至菩薩の像を造ったことで父母を救うことができる、また造仏の功徳は国家を盛んにするとともに一切の生きとし生けるものに及ぶ、とおしゃっています。大師は先祖供養は国を救い、総ての生とし生けるものを救うとおしゃっています。)
「竊に聞く、羲和天に麗( . . . 本文を読む
今日14日は当麻寺で中将姫の練供養会式が行われる日です.当麻寺は昔生家の寺で継母の問題で大変だった時お参りした複雑な感情の湧く寺です。其の後今のような平穏な生活が待っていようとは想像もできませんでした。時間は不思議です。当時は勤め先の団体旅行でここにお参りしたのですが、中将姫も継母に虐められて数奇な運命を辿った方だったのです。自分の運命と重ね合わせて今から思うと不思議な取り合わせだったとおもいます . . . 本文を読む
「なにが利行愛護の態度であろうか。
答え。利行とは人々が重病に罹ったり、災難に出会ったり、事故に遭っ て助けを求めたりしているとき、すぐにその場所に行き、慈悲の気持ち から身体を使ったり、ことばをかけたり、
気づかったりして方策を駆使 して近づき、救済する行為をいう。
また次のことを知らなければならな い。
それは利行の中で最もすぐれているのは信仰心がない人を手立てを尽く して導き、
心を調 . . . 本文を読む