淳仁天皇は旱や霖雨は地方長官が国神を敬ってないからである、と叱っておられます。
続日本紀 / 天平宝字七年(763)九月庚子朔(1日)条
「九月庚子朔 (淳仁天皇)勅して曰く『 疫死多数 水旱不時なり。 神火(神の祟りの火事)屡ば至り 徒らに官物を損す 此は国郡司等国神を恭はざるの咎也。 又た一旬の亢旱は 致無水に苦しむ。 数日の霖雨は流亡の嗟を抱く。 此は国郡司等民を使うに時を失し、 隄堰を . . . 本文を読む
止風雨法
2020-07-08 | 諸経
止風雨法(密教大辞典等による)
暴風悪雨を止め、あるいは大法会等の当日の降雨を止むるに修する法。「金剛光焔止風雨陀羅尼經」を本軌として修し、止風雨経法とも称す。この法の本尊に火天、摩那斯龍王、迦楼羅天、不動明王、金剛薩埵、観自在。あるいは釈迦・金剛手・観自在の三尊。あるひは釈迦・金剛手・観自在・火天・摩那斯龍王の五尊、を本尊とする等数説あり。火天は梵焼を主るがゆえに本尊とし、摩那斯龍王(摩那斯龍王 . . . 本文を読む
守護國界主陀羅尼經陀羅尼功徳軌儀品第九「(壇を築いたのち)若し雨降る事過多ならばすなわち止雨の陀羅尼を誦せよ。曰く
「おん あみりていてい うん ていしった そわか」
この陀羅尼を誦すること七遍、或いは鉢器、或いは瓶缸(へいこう・あぶらつぎ)を以て蜀葵花(しょくきか・つゆあおい)を盛り鉄瓶等を以て覆うて地上におけばすなわち晴明なり」
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