福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

経典の止雨の典拠(その2)

2020-07-10 | 諸経
・阿嚧力迦経に云「更に呪すること一万遍して湿摩落花を焼けば、この境界において悪猛風雨停息す。残花を獻ぜよ。」(阿唎多羅陀羅尼阿嚕力經のこと。阿唎は「聖」、多羅は「観音利益」、陀羅尼は「総持」、阿嚕力は「真言」のこと。「阿嚧力迦・あろりきゃ」の功徳を説く。) ・千手経(千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經)に云う「若し善神龍王常来し擁護をなせば當に倶尸鐵鉤手に於いて、若し慈悲のために一切 . . . 本文を読む
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「道徳的覚醒」ができるか否かがそれぞれの文明の持続可能性をはかる尺度

2020-07-10 | 法話
ラッセルは第二次大戦直後「人類の将来・・人類に害を与えてきた諸思想(1946年)」でいっています。「さまざまな人間の災難は次に二種類に分けることが出来る。第一に非人間的な環境から蒙る災難であり、第二には、他の人間から蒙る災難である。・・・今後の事については次のように考えればいいだろう。すなわち人類が考慮すべき最も重大な弊害は人類が愚かさや悪意、あるいはその両方によって互いに他の上に生じさせる弊害な . . . 本文を読む
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十日は日月灯明佛、天照皇太神、金毘羅様、火火出見と鵜葺草葺不合の日

2020-07-10 | 法話
十日は日月灯明佛、天照皇太神、金毘羅様、火火出見と鵜葺草葺不合の日。 ・日月灯明佛(「三十日秘仏」)。「法華科注に曰く『日はこれ慧なり、月はこれ定なり、定慧はこれ自行の徳、灯明はこれ化他の徳なり。また日月灯は三智なり。』と(二万の最後)灯明佛には八人の王子があり、皆出家した。父の灯明佛が無量義経を説くのを聴いた後、妙光菩薩(文殊)に教えを受け八人とも成仏した。また八番目に成仏した仏を燃灯佛といい . . . 本文を読む
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