「・・・楽あれば苦、苦あれば楽という言葉があるね。・・若い頃の一時期、この言葉に中毒しちゃった頃があってねえ。ちょうどばくち打ちの足を洗って市民社会の底辺で社会復帰しようとしていた頃だなア。楽あれば苦、なのならば、楽になるわけにはいかない。あとの苦が怖いからね。で、とりあえず、目前の苦をとろう。しかし苦を取っちゃうと、その次に楽が来る。楽が来てしまえば次は苦になるわけだからまずい。
では目前の苦を . . . 本文を読む
今日は十歳日です。十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守り、一日 . . . 本文を読む
「観音の霊験」中根環堂(昭和初期の教育家、曹洞宗僧侶。鶴見大学理事長・校長、駒沢大学学長)その2
明治初期には在家仏教が盛んになった。
・幕臣でありながら宮内少輔になり子爵となった山岡鉄舟(天竜寺滴水、円覚寺洪川に参じ、滴水和尚から印可を与えられた。全生庵建立)
・陸軍中将枢密院顧問子爵の鳥尾得庵(山岡鉄舟、高橋泥舟等と鎌倉円覚寺今北洪川管長のもとで修禅の会「両忘会」を開始)
・陸軍中将枢密院顧 . . . 本文を読む