日本最古の神宮寺は白村江の戦いを契機に造られました。
「日本霊異記」上巻・第七話に、斉明天皇七年661八月の頃、白村江の戦いの第一陣として百済に出兵した倭国軍に参加した備後国三谷郡の郡司(大領)の先祖が、「若し平に還へり来らば、諸神祗の為に伽藍を造立せむ」と誓願し 、出兵する。大領は無事に百済の禅師弘済と共に帰国し、弘済と三谷寺を造立する話があります。これが三谷寺がもっとも古い神宮寺とされる所以 . . . 本文を読む
菩薩本生鬘論・投身飼虎縁起卷第一法隆寺の投身飼虎図は深遠な真理を表していますがその元となるお経が何種類かあります。その一つです。(あらすじ)お釈迦様が手を以て地を按ると地が震動し、七寶塔が涌現しその中に前世のお釈迦様の舎利がありこれをお釈迦様が「悟りへ導いてくれた」として礼します。お釈迦様は前世で飢えた虎に「我身をして大善業を成じ生死海に於いて大舟航となり、無上究竟涅槃を求め永く憂悲無常の苦惱を離 . . . 本文を読む