福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

共業とは

2021-01-12 | 諸経
結論は、共業とは宇宙を輪廻させる衆生の業ということです。望月仏教大辞典には共業は「共通の業の意。不共業に対す。即ち自他共用の器世間の果を感ずる衆生共通の業因をいふ。大毘婆沙論百三十四に「有情の類、この處所において共業増長すれば、世界すなわち成じ、共業もし尽くれば世界すなわち壊す」といひ、大乗阿毘達磨集論第四に「云何が共業なる、若し業よく諸の器世間をして種々差別せしむ」といひ、また「或は復た業あり。 . . . 本文を読む
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「庚申の縁起」

2021-01-12 | 法話
「庚申の縁起」(「四天王寺系縁起」と呼ばれるもので秋田市の素封家に伝わっていたもの。 庚申の本地・作法・功徳を述べる。)   「其時大宝元年庚申の正月七日かうしん(庚申)の日申の時に摂洲天王寺民部僧都と申坊主の処へ、年のよわひ(齢)十七八斗りの童子来て僧都に申様は、「我は是たえしやく(帝釈)天より御使に下り候、日本国に寺おふ(多)しといへとも当寺は仏法さひしよ(最初)の寺なり、かの . . . 本文を読む
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今日12日は初庚申です。

2021-01-12 | 法話
今日12日は初庚申です。 初庚申とは、その年最初の庚申(かのえさる)の日。庚申は帝釈天の縁日で、その日は庚申待ちが行われていました。大阪四天王寺・柴又帝釈天、巣鴨庚申堂猿田彦大神(附近には庚申塚駅)京都では、猿田彦神社 (山之内庚申)、大黒山金剛寺庚申堂(八坂庚申堂)、尊勝院粟田口庚申堂が京都三庚申と言われるようです。 以前福聚講で目白不動をお詣りしたときは、境内には倶利伽羅不動庚申という珍し . . . 本文を読む
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今日十二日は石清水八幡で結縁灌頂が設けられた日です

2021-01-12 | 法話
今日十二日は石清水八幡で結縁灌頂が設けられた日です。徳治二年(一三〇七)正月十二日に後宇多帝が石清水八幡宮寺に結縁灌頂を設けられました(花園天皇日記)。 . . . 本文を読む
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十二日は難勝佛、加茂大明神、日前と国懸の日

2021-01-12 | 法話
十二日は難勝佛、加茂大明神、日前と国懸の日。・難勝佛(「三十日秘仏」)。佛像図鑑には「経に曰『智悲行徳の余尊に勝るが故に名ずく』と」とあります。・加茂大明神 ( 「山州愛宕郡 本地正観音 別雷命 欽明天皇ノ御宇始テ上下神ヲ祭ル」『佛神霊像図彙』「禁闕守護の三十番神」)。・日前と国懸(「我が国守護の三十番神」)和歌山県和歌山市に日前宮(にちぜんぐう)あるいは名草宮とも呼ばれる神社がありこの境内に日前 . . . 本文を読む
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