大乘入楞伽經(實叉難陀譯)斷食肉品第八(全)・・3/6大慧。夫れ食肉の者は、其形色を見て則ち已に滋味を貪るの心を生ず。菩薩は一切衆生を慈念すること猶ほ己身の如し。云何でか之を見て食想をなさんや。是故に菩薩は應に食肉すべからず。大慧。夫れ食肉者は諸天遠離す。口氣常に臭にして睡夢不安、覺已って憂悚し、夜叉惡鬼その精氣を奪い、心に驚怖多く、食足ることを知らず。疾病増長して瘡癬生じやすし。恒に諸蟲の唼食す . . . 本文を読む
秘密安心往生要集・・13/42
(十一、真言行者生身にも往生する事)。
若し復秘密の供養行を修し六大平等の観解を薫修する者は此父母所生の肉身を転ぜずして即ち内院に往生すると云ふこと。経軌の中に処処に説き玉へり。高野山明王院の如法上人は久安四年四月十日に白日に兜率天にのぼり、弟子帰従も尋で肉身を転ぜず上生すと云へり(是は上品の三生)。然れども今時愚蒙の人の行には礼拝懺悔造立形像香華供養等の十一種の行 . . . 本文を読む