佛法夢物語 知道上人(密教大辞典には「知道。1278の頃。もと中院中将と称す。後に入道して東山白毫寺(聖徳太子開基・真言律宗)に住す。弘安年間の人にして東密家の明匠なり。伝記詳らかならず。弘安年中「好夢十因」二巻を撰して兜率往生を勧奨。著作に「病中用心抄」一巻。「不生鈔」一巻。「光明真言式」一巻。「佛法夢物語」一巻等あり」と。)
草庵の長閑なる夜、客来りて宿せり。昔今の事申し通ずる程に客云く「去 . . . 本文を読む
大乘入楞伽經(實叉難陀譯)斷食肉品第八(全)・・2/6大慧。夫れ食肉の者は、身體臭穢にして惡名流布す。賢聖善人は用いて親狎せず。是故に菩薩は應に肉食すべからず。大慧。夫れ血肉は衆仙の棄るところにして群聖は食ず。是故に菩薩應に肉食すべからず。大慧。菩薩は衆生の信心を護らんがために佛法において譏謗を生じざらしむ。慈愍を以ての故に應に食肉すべからず。大慧。若我弟子にして肉を噉食せば、諸の世人をして悉く譏 . . . 本文を読む
秘密安心往生要集・・12/42
(十、来迎往生の粧の事)
次に十種の行と者、経に曰く、未来世の諸の衆生等、弥勒菩薩大悲の名称を聞きて(一)、形相を造立し(二)、香(三)、華(四)、衣服(五)、繒葢(六)、憧幡(七)、燈明(八)、を以て供養し礼拝し(九)、繫念(十)せば此の人、命終の時に弥勒菩薩眉間白毫大人相の光を放ちて諸の天子と共に、曼荼羅華を雨して此の人を来迎し、須臾に即ち内院に往生することを得 . . . 本文を読む