「(求道の途中の疑問として)如来の光明は空想であるかもしれぬ、如来のお慈悲と考えているのも悉く妄想であって、己が主観から勝手に描き出しているものではあるまいか?己が心の寂しき欠陥を忘れるために自分に都合のよい夢をみているのではあるまいか?(如来という存在は)己が欲求に応ずるただ一時の夢の幻影にすぎぬのではないか?・・これは誰でも求道の途中に突如として胸裏に現れる疑問である。(「ひょっとしたら世界は . . . 本文を読む
秘密安心往生要集・・22/42(廿、決定往生の用心)。是至極肝要なり。予め同行の善智識五人、或は三人を請ぜよ。不信解、懈怠、酒肉五辛を食せる人をば除くべし。善智識は是大因縁なり。阿闍世王若し耆婆なくんば速やかに無間地獄に堕すべしといへり。又心地観経に曰く「菩提の妙果、成しがたきには非ず。真の善智識実に遇ひ難ければなり。」(「大乘本生心地觀經卷第三・報恩品第二之下」「若遇善友發大心 三種錬磨修妙行 . . . 本文を読む