「まことの信仰は人間心霊の自然の要求でして私どもが無始以来の切なる求めにより、久遠劫来如来の大願業力の上に深い深い根底のあることですから・・何のためになるなどと考えている余地のあるはずはない。ですから強いて人にすすめるべきものでもなく信仰の効能などの吹聴は致しませぬ。・・蓮如上人は御老後には「当年より信仰のなきものには会うまじ」とまで信仰の重んずべきこと、真摯に道を求むべきことを示されました。・・ . . . 本文を読む
秘密安心往生要集・・20/42
(十八、發菩提心の用心)。
病人苦に逼められて菩提心を退せんときは、知識勧め策して上求菩提下化衆生の菩提心を発さしめ、發菩提心(おんぼうじしったぼだはだやみ)・三昧耶戒(おんさんまやさとばん)の印明を授け、五大願を唱へしめ、臨終の印明を授くべし。若し僧にして正念なる人ならば自ら発菩提心、三昧耶戒の印明を結誦し
五大願を唱へ倍す勇猛の信心を生じ内院に往生して五神通を . . . 本文を読む