(釈雲照「十善業道経講義」)「今の人は結果があって原因がなく、原因があって結果がなくても何とも思はぬが仏教では原因あれば必ず結果あり、結果あれば必ず原因があるというのである。・・若者が夭折するなども三世因果によらねば解決のできぬ問題である。三世というがこれは三十世やら三百世やら三千ないし三万世やら限りのあることではない。」
先祖供養はきりがないことが分かります。 . . . 本文を読む
秘密安心往生要集・・10/42
(八、弥勒菩薩相好光明の事)。次に弥勒菩薩の身相好を明かさば,四十九重摩尼殿、師子座寶蓮華の上に結跏趺坐し玉ふ。身閻浮檀金色にして長さ十六由旬三十二相八十種好皆悉く具足し、頂上の肉髻、髪紺瑠璃の色なり。釈迦毘楞伽摩尼(帝釈天の所有する宝石。『観経』で「〔観世音菩薩の〕頂上には、毘楞伽摩尼宝をもって天冠とせり」)百千萬億の甄叔迦寶(けんじゅくがほう/赤色の宝石で、赤瑠 . . . 本文を読む
今昔物語集・巻十六「伊予国越智の直(あたひ)、観音の助によりて震旦より返り来れる語 第二」
今昔、□□天皇の御代に、伊予の国、越智の郡の大領が先祖に、越智の直と言ふ者有けり。
百済国の破ける時、彼の国を助けむが為に、公け、あまたの軍を遣す(斉明七年661ころ)。中に此の直を遣しけり。直、彼の国に至りて、助けむとするに、堪へずして、唐の方の軍に取られて、唐にゐて行きぬ。此の国の人、八人同く或あり . . . 本文を読む