秘密安心往生要集・・26/42
(廿五、追福廻向に時節有る事。)
凡そ追福回向は優婆塞戒経に拠るに三時あり。春は二月、夏は五月、秋は九月に勤修せよ。鬼道に在る者は解脱しやすく、地獄餓鬼畜生に在るものは免るることなしといへり。是鬼神は分に福あり、通あって過去の造業を知りて悔み,或は人に託して追福を乞ふことあり。又地藏菩薩本願經には、夢中に諸の鬼神、異形の者を見、或いは悲しみ、或は啼き、或は愁へ歎き恐 . . . 本文を読む
「秘密念仏鈔(うち臨終用心の事)」 (道範阿闍梨)
それ臨終用心とは仏法の本懐、生死の折角なり。之に由りて有心の行者は皆深く尋ね習ふて心蔵に納む。何ぞ紙筆に染めてこれを露わにすべけんや。然りと雖も初心の人に至要を問はしめんが為に唯通相に就き略して大義を注す。行者若し多日病患に纏はれ上堂行法すること能はざる時は、手を洗ひ口を漱ぎて護身結界して帰命懺悔すべし。その詞に曰く
南無帰命頂礼 両部界会 . . . 本文を読む
24日に「自分には徳がないと自覚して僧侶のなった」という比叡山の宮本祖峯師のお話を載せましたが
https://blog.goo.ne.jp/fukujukai/e/92261c21a3fcde11a673713494849917
思い出すと数十年前、最重度障害児を預かる鉄道弘済学園を訪問した時、禅僧から施設の職員になったという人に会ったことがあり、其の人は「禅堂で座禅の合間に外にでて田圃を見 . . . 本文を読む