本朝高僧傳・和州元興寺沙門隆尊傳
「釈隆尊は何許の人なるか不祥。義淵僧正より唯識を受け兼ねて華厳を聴し倧錯日に積み理義神に入る。衆の屈請に随ひ元興寺に住す。建行粋然(純粋)、謙光外逼。聖武帝聞し召し任ずるに律師を以てす。尊、舎人親王に謁し曰く「性もとより頑愚、未だ篇聚を委ねず。今律師に任ぜらる、恐れおおくも聖授を忝ふす。且つ國家、戒師無き也。尚矣。我異域に入りて律範を質さんと欲す而して才力乏し。 . . . 本文を読む
第十三 発菩提心章
(覚りを求めるならば先ず菩提心を起こさなければならない。つまり、凡聖不二と信じ自分も必ず三密行を修行して無上菩提を得よう、と願う心がなければならない。)
凡そ無上菩提を成ぜんと思はば先ず菩提心を発すべし。菩提心とは万行の根本、成仏の正因なり。大日経には「菩提心以因」(大毘盧遮那成佛神變加持經卷第一入眞言門住心品第一「佛言菩提心爲因悲爲根本方便爲究竟祕密主云何菩提謂如實知自心 . . . 本文を読む
佐野有美さんのブログです、何度みても涙無くして見れません。これは最高の経典でもあります。
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大乗本生心地観経報恩品(全品書き下し)1/5はじめに・・11、大乗本生心地観経の全体のエッセンス。経題について、「本生」というのは「本不生」とか「不生不滅」ということ。「心地観」とは「大地がすべてを生ずることように心も全てを生じていると観ずる」ということ(「大乗本生心地観経通解・本多日生」等)。仏書解説大辞典では「本経は般若・維摩・法華・華厳・涅槃を根本常識としてその上に唯心論唯識説とを以て三界唯 . . . 本文を読む