第二十七 護持十善章
(十善は仏性に順じた行動、十悪は仏性に背く行動。一切衆生本来各々仏性を具すといえども無明煩悩に覆われて十悪を造りて三界に入って徒に身心を苦める。若し一旦十悪をやめ十善を修する時は苦患自然に消え、福自ら至る。一切の仏法はこの十善があって初めて成り立つものである。随って密教でも入壇の時は必ず十善戒を授からなければならない。)
本業瓔珞経(菩薩瓔珞本業經)に「理 . . . 本文を読む
金光明最勝王経四天王護国品聖武天皇は東大寺を世界的戒壇にするためにおつくりになりましたが、同時に護国の為に全国に国分寺国分尼寺をお造りになりました。此のもとになるのが、金光明最勝王経です。「・・金光明経の流布するところには一切の外敵を摧破する・・」と書いています。「四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)すなわち座よりたちて・・・仏に白して言さく、『世尊、此の金光明最勝王経の未来世において若し国土 . . . 本文を読む