福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は神泉苑請雨経法の験があった日

2024-06-09 | 法話
日本紀略 / 長和五年(1016)六月九日辛巳条「九日辛巳 権大僧都深覚(注1)、神泉苑に於いて請雨経法を修せらる 炎旱による也。 然間 未剋(未の刻・14時ころか) 大雨降る。」天皇は後一条天皇。摂政は道長。(注1)、深覚は禅林寺大僧正・石山大僧正。寛朝に伝法灌頂をうけ呪験に通じ法験をうること数度。観修・勝算とともに瑜伽三傑と称えられる。京都禅林寺、東大寺別当、東寺長者をへて石山寺。晩年,高野山 . . . 本文を読む
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今日は旱で全国の神社に金剛般若経を読誦させた日

2024-06-09 | 法話
日本三代実録 / 貞観八年(866)六月九日壬午条「九日壬午 五畿七道に奉幣し境内諸神に兼て金剛般若経を転読せしむ 。旱也」天皇は清和天皇。 「日本三代実録」貞観八年十月八日条には、「備中国哲多・英賀両郡百姓復二年を給ふ。旱疫を以て也。」とあり旱で二年の税を猶予したとあります。旱がよほどひどかったと思われます。こうしたときには天皇はちゃんと免税をおもなっています。 . . . 本文を読む
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今日は増賀上人入定の日

2024-06-09 | 法話
扶桑略記に「長保五年(1003)六月九日、辰時、増賀上人、大和国十市郡今橋山多峰南無房に入滅す。年八十七.西方に直向し金剛合掌、居乍ら遷化。仍て棺に入れず。轝(こし)をつくって葬送す。晝は法華経疏を披き終日倦むことなし。夜は弥陀念仏を修す。通宵不眠、之を以て其の一生の行業と為す。少なくして叡山に昇り、学業日に進み、忽ちに菩提を慕ふ。現狂遁去。其の後数十年余、偏に往生を期し、他事に交らず。」 「棺に . . . 本文を読む
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今日は良忍が鳥羽上皇より融通念仏弘通の許可を得た日です

2024-06-09 | 法話
今日は良忍が鳥羽上皇より融通念仏弘通の許可を得た日です。以下大念仏寺ホームページ等に依ります。「・・(良忍上人は)『後拾遺往生伝』『三外往生記』等に見え、真摯な念仏行者であり、法華経の修行僧であったことが窺えます。また『一切経を披閲し』とあるのは、大原来迎院に『如来蔵』という書庫を建て、仏教の典籍に親しまれたことを指しています。良忍上人は大原来迎院に隠棲して念仏修行に明け暮れていた四十六歳の永久五 . . . 本文を読む
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