福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

12月14日東松山の小学校で紙芝居を演じてきました

2012-12-21 | 講員の活動等ご紹介
宮城県東松島市立浜市小学校は東日本大震災の津波で被災し、市立小野小と来春統合し、閉校となります。有るご縁で、ここに14日(土曜日)にいって特製の『かさ地蔵』の紙芝居をしてきました。翌日(つまり15日)からは冬休みとなるという2学期最後の日でした。授業として聞いてくれたので140名もの子供たちが体育館に集まってくれました。この学校は犠牲者を一人も出さなかったと父兄から聞いたのでほっとしながら紙芝居を演じました。子供たちは紙芝居を1ページめくるごとに「ワー」と歓声を上げてくれたのでこちらも思わず楽しくなってノリノリで紙芝居をできました。父兄の方も「どうしてあんなに受けたのかわからない」とあとでいっていましたがそのくらい喜んでくれたのです。なかには私の作務衣すがたをみて「お坊さん」といって合掌してくれる子も多くいました。こちらも合掌して返しましたが敬虔な家庭で育っているのだとうれしくなりました。まだまだ日本は捨てたものではないという気がしました。

最後に石巻の仮設で販売しているお地蔵様のぬいぐるみを数百体買っておいたものをもってきて皆に配りました。お地蔵様のぬいぐるみには手紙を挟んでおきました。その手紙には「おじぞうさまはお寺の門やみちばたにいらっしゃいます。こまったときには『おじぞうさまたすけてください』とおねがいするとかならずたすけてくださいます。おじぞうさまはこまったひとをたすけるのがおしごとなのです。」とかきました。
帰りには校長先生、PTA会長さんなどと記念写真をとりました。

14日は仙台周辺も前日までとは打って変わって暖かったということです。小春日和の中ほのぼのした気持ちで帰ってきました。この日は個人的なことでもうれしいニュースがメールに飛び込んできていました。なんとも有難い一日でした。

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