第四大日経の組織
大日経は七巻三六章からなり常にこれを七軸三十六品という。経題は大毘盧遮那成仏神変加持經という。大日如来の覚体からから神変加持の化他大慈悲の業用をあらわす深秘を明かすとも見られる。しかもこの大日如来の自證化他は衆生の浄菩提心の体用(作用)だから前述のように本経は衆生の浄心を体とし、この一心を如実に体得する道を明かすものと解すべきである。・・これを分けると二門になる。第一住心品は密教の教相を、・・第二具縁品以下三五品は実践の法則を明かす。・・・
七軸三十六品の品名を連ねると、
第一巻・入真言門柱心品第一、
第二巻・入曼荼羅其様真言品第二、息障品第三 普通真言蔵品第四
第三巻・世間成就品第五 悉地出現品第六 成就悉地品第七、転字輪曼荼羅行品八、
第四巻・密印品第九、
第五巻・字転品第一〇、秘密曼荼羅品第十一、入秘密曼荼羅位品第十二、入秘密曼荼羅位品第 十三 、秘密八印品第一四、持明禁戒品第一五、 阿闍梨真実智品第一六、布字品第 一七
第六巻・受方便学処品第一八、説百字生品第一九 百字果相応品第二十百字位成品第二一 百 字成就持顔品第二二 百字真言法品第二三 説菩提性品第二四 三三昧耶品第二五 説如来品第二六 世出世護摩法品第二七 説本尊三昧品第二十八、説無相三昧品第二 九 世出世持顔品第三〇 嘱累品第三一
第七巻・供養念誦三昧耶法門真言行学処品第一。 増益守護情浄行品第二。 供養儀式品第三。 持誦法則品第四。 真言事業品第五。
玄宗高弟開元四年(七一六)善無為三蔵、梵本をもって支那に来、開元一二,三年の頃翻訳し、一行禅師のためにこれを講じたが、一行禅師がこの講義を筆録したものを 大日経疏という。日本に請来したものに十巻、二十巻があるが御大師様の御請来されたのは二十巻の疏である。
大日経は七巻三六章からなり常にこれを七軸三十六品という。経題は大毘盧遮那成仏神変加持經という。大日如来の覚体からから神変加持の化他大慈悲の業用をあらわす深秘を明かすとも見られる。しかもこの大日如来の自證化他は衆生の浄菩提心の体用(作用)だから前述のように本経は衆生の浄心を体とし、この一心を如実に体得する道を明かすものと解すべきである。・・これを分けると二門になる。第一住心品は密教の教相を、・・第二具縁品以下三五品は実践の法則を明かす。・・・
七軸三十六品の品名を連ねると、
第一巻・入真言門柱心品第一、
第二巻・入曼荼羅其様真言品第二、息障品第三 普通真言蔵品第四
第三巻・世間成就品第五 悉地出現品第六 成就悉地品第七、転字輪曼荼羅行品八、
第四巻・密印品第九、
第五巻・字転品第一〇、秘密曼荼羅品第十一、入秘密曼荼羅位品第十二、入秘密曼荼羅位品第 十三 、秘密八印品第一四、持明禁戒品第一五、 阿闍梨真実智品第一六、布字品第 一七
第六巻・受方便学処品第一八、説百字生品第一九 百字果相応品第二十百字位成品第二一 百 字成就持顔品第二二 百字真言法品第二三 説菩提性品第二四 三三昧耶品第二五 説如来品第二六 世出世護摩法品第二七 説本尊三昧品第二十八、説無相三昧品第二 九 世出世持顔品第三〇 嘱累品第三一
第七巻・供養念誦三昧耶法門真言行学処品第一。 増益守護情浄行品第二。 供養儀式品第三。 持誦法則品第四。 真言事業品第五。
玄宗高弟開元四年(七一六)善無為三蔵、梵本をもって支那に来、開元一二,三年の頃翻訳し、一行禅師のためにこれを講じたが、一行禅師がこの講義を筆録したものを 大日経疏という。日本に請来したものに十巻、二十巻があるが御大師様の御請来されたのは二十巻の疏である。