福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

修験宗旨書等・・・15

2017-12-15 | 諸経
修験宗旨書等・・・15
柴燈第十五 (柴燈護摩は阿閦・阿弥陀・大日・宝性・釈迦の五佛の境地でこれを焚くべし
夫れ修験の柴燈とは五佛の三摩地に住してこれを修すべきなり。謂く、東方阿閦の木を西方弥陀の金を以て切り、中央大日の大地に南方宝性の火を付け、北方釈迦の水を洒ぎもって之を消す。裏書にいわく、小木とは即護摩壇の木なり、長さ一尺八寸、表六根六境六識の十八界を表す。三囲半の繞索は三身円満の義、半ば成就の義なり。三毒煩悩の薪を焼き三身円満の位を証す義なり。以上事護摩也。次に理護摩とは、六大の理観を以て之を修し、阿字本不生の観、妄執の地獄を破し、梵字のび字の理水修羅瞋恚の炎を消し、梵字のら字は智火畜生愚痴の身根を焼き、梵字のうん字風大は餓鬼の飢念を払い、梵字のけん字の大空は人執の品惑を断じ、梵字のうん字の自性一人存す。これ即ち自性心壇内護摩道場六大本有即身成覚の内証なり。如是の六大法身の理観に安住する時、法爾四曼の仏体なり。裏書にいわく、」閼伽は五智の内証に住し、小木は五佛の三摩地に住むと、之を修すべし。


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