福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は円融法皇が寛朝を戒師として御出家の日

2023-08-29 | 法話

寛和元 ( 985)年 八月二十九 日、円融法皇(注1)は寛朝(注2)を戒師として出家。「金剛法」となられる。日本紀略

注2。
寛朝,祖父は宇多天皇(寛平法皇)。祖父寛平法皇の下で出家し、仁和寺寛空から灌頂を受ける。仁和寺別当・東寺長者・西寺別当・東大寺別当。広沢湖畔に遍照寺を建立。ここから廣澤流といわれるが廣澤流は益信・宇多天皇(寛平法皇)・寛空・寛朝と次第。
天元四年981、宮中に五壇法を修した時生身の降三世明王が示現されたという。
平将門の乱時、寛朝は勅命により神護寺の大師刻不動明王を奉じて下総公津原で修法し平定後、現地に安置し現在の成田山新勝寺となっている。
「理趣経」の点符をつける等して東密声明の中興でもあらせられる。著に「成就妙法蓮華経次第」「金剛界次第」「不動次第」。

(注1。円融法皇は、法諱金剛法。村上天皇第5皇子,安和2 (969) 年8月践祚。9月即位,在位 15年。永観2 (984) 年,位を花山天皇に譲り,太上天皇と称せられ,寛和1 (985) 年落飾,円融院に住し,風流文雅の生活をおくった。
円融法皇

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