唯一神道の吉田兼倶は永正8年(1511).2月19日に没しています。77歳。神儒仏三教を取り入れ唯一神道 (吉田神道) を大成。京都神楽岡に宮を創設し,神祇斎場所として天神地祇のすべてを祀る。土御門天皇,将軍家に取り入り神祇管領長上となり各地の神社への神位授与制度を創出,吉田神道の基礎を確立。徒然草の兼好や僧慈遍も兼倶の出ている吉田神社の神主・吉田流の一員とされてきました。
吉田兼倶は唯一神道を打ち立てたとされますが、むげに仏教を排斥してはいません。むしろ仏教は神道の根の上に咲いた「花実」であると評価しています。
吉田兼倶の「唯一神道名法要集」では、聖徳太子の言として、「吾が日本ハ種子を生じ、震旦は枝葉に現はし、天竺は花実を開く。故に仏教は万法の花実たり。儒教は万法の枝葉たり。神道は万法の根本たり。彼の二教は皆是れ神道の分化也。枝葉花実ヲ以てその根源ヲ顕はす。花落ちて根に帰るが故に、今此の仏法東ス。吾が国の、三国の根本タルコトヲ明かサンが為也。尓りし自リ以来、仏法此に流布す」と書いています。
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