今日は公卿で大学者の一条兼良が死去した日です。
兼良は、文明13年(1481年)4月2日薨去。享年80。「五百年来この才学無し」とまでいわれた碩学であったようです。(高校時代本堂の奥で夜お茶を啜りながら兼良の著書を読んだ覚えがありますが、その本の名は忘れています。ただそのころ、奥深い古典の世界にうっとりとなった記憶はあります。)
兼良はその著「日本書紀纂疏」において、神儒佛の三教一致を説いているようです。
[書紀冒頭の「混沌」は唯識の「阿頼耶識」または「一心」と同であり、これは宋学でいう「理気」の混融に他ならない、この究極の原理が「神」とも呼ばれ、神々はこの原理の展開である]と説いているということのようです。(詳細調査中)。
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