今日は東寺の功徳料千戸の内二百戸を東寺の真言僧に施入、また平城旧宮の田畑四十余町を高岳親王（真如）に賜る

・承和二年835一月六日大師御年62歳、奏請により東寺の功徳料千戸の内二百戸を東寺の真言僧に施入、また平城旧宮の田畑四十余町を高岳親王（真如）に賜る。
続日本後紀・承和二年835正月壬子（一月六日）の条に「大僧都伝灯大法師位空海、奏曰く『弘仁十四年詔により真言僧五十人東寺に住し三密門を修せしめんと欲す。いままさに舎堂すでに建つ、修講いまだ創らず。願はくは且って東寺に入れらる官家功徳料の千戸の内二百戸を割きて以て僧供に充て国家の為に薫修し人天を利済せしめむ』。之を許す。
平城旧宮處水陸地卌余町、永く高岳親王（大師の弟子の真如）に賜る。」