法句經第十七惡行品二十二章「小善を軽んずること莫れ、 以って無福なりといえども水が微なりといえども漸く大器を盈すがごとく 凡そ福は充滿す・・」
我々は大善はできなくとも毎日小善を積み重ねていけばすばらしい未来が待っているということでしょう。
大智度論には「12年間毎日天にお供えをした人が宝の出る徳瓶を授かった」という話が出てきます。
「人ありて常に天を供養するがごときは其人貧窮なるも一心に供養して十二歳に満ち富貴を求索するに天は此人をあわれんで自ら其身を現じ之に問うて曰く、「汝何等をか求む」答て言く「我富貴を求む。心の所願をして一切皆得ならしめんと欲す」と。天、一器をあたふ。名て曰く徳瓶と。而して之に語りて言く、「所須うる所の物は此瓶より出ず」と。其人得已って
應に意の欲するところに応じて得ざるところなく、如意なることを已って具に好舍・象馬・車乘を作り、七寶具足し、賓客に供給するに事事乏しきことなし。客之に問うて言く、「汝先に貧窮なりき。今日何に由って此のごとき富をうるや」と。答言「我天瓶を得、瓶能く此の種種の衆物を出す故に富如是なり」。
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