福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

先祖供養の方法・・3

2018-06-29 | 先祖供養
先祖供養の方法・・3
3、自分で行う先祖供養
先祖供養は生きている間しかできません。生きているときにできるだけのことをしておく必要があります。僧侶に頼む先祖供養と自分で行う先祖供養を並行して生涯にわたり行っていくことが必要です。毎日の生活すべて・一生の過ごし方が先祖供養そのものです。
 ・特に布施が一番大切、無財の七施(雑宝蔵経にいう眼施、和顔施、愛語施、身施、心施、牀座施、房舎施)等。又、十善戒・写経・滝行・座禅・遍路等。他に結縁灌頂・受戒等も大切。
・仏壇での毎日の読経供養次第の一例。
① 三礼、②懺悔(我昔所造諸悪業. 皆由無始貪瞋痴. 従身口意之所生. 一切我今皆懺悔.(華厳経行願品))。③三帰(弟子某甲盡未来際帰依仏帰依法帰依僧)。④三竟(弟子某甲盡未来際帰依仏竟帰依法竟帰依僧竟)。⑤十善戒(弟子某甲盡際未来・不殺生. 不偸盗. 不邪淫. 不妄語・不綺語・不悪口・不両舌. 不慳貪. 不瞋恚. 不邪見)。⑥発菩提心(おんぼうじしったぼだはだやみ)。⑦三昧耶戒(おんさんまやさとばん)。⑧開経偈(無上甚深微妙法・百千万劫難遭遇・我今見聞得受持・願解如来真実義
⑨般若心経。⑩観音経。⑪舎利礼文(一心頂礼 万徳円満 釈迦如来 真身舎利 本地法身 法界塔婆 我等礼敬 為我現身 入我我入 佛加持故 我証菩提 以佛神力 利益衆生 発菩提心 修菩薩行 同入円寂 平等大智 今将頂礼)。⑬祈願(本日ここに廻向する所の・・の霊、ならびに・・家先祖代々頓生菩提家内安全六親眷属現当二世安楽乃至法界平等利益)。⑭諸真言、十三佛(一、不動明王「のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」二、釈迦如来「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」三、文殊菩薩「おん あらはしゃ のう」四、普賢菩薩「おん さんまや さとばん」五、地蔵菩薩「おん かかかび さんまえい そわか」六、弥勒菩薩「おん まい たれいや そわか」七、薬師如来「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」八、観音菩薩「おん あろりきゃ そわか」九、勢至菩薩「おん さんざんさく そわか」十、阿弥陀如来「おん あみりた ていせい から うん」十一、阿閦如来「おん あきしゅびや うん」十二、大日如来「おん あびらうんけん ばざら だとばん」十三、虚空蔵菩薩「のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか」)(この他所縁の仏さまのご真言を付け加えて自分用につくる。十一面観音(修羅道救済)「おん まか きゃろにきゃ そわか」。准胝観音(人間道救済)「おん しゃれい それい じゅんてい そわか」。如意輪観音(天道救済)「おん はんどめい しんだまに じんばら うん」毘沙門天「 おん べいしら まんだや そわか 」等・・)。⑮光明真言 (おん、あぼきやべいろしやのう、まかぼだら、まに、はんどま、じんばら、はらばりたや、うん (ご先祖一体一体を思い出しながら唱える。溪嵐拾葉集にも光明真言が最も有難いとある「一。光明眞言功徳事 物語云。東二條ノ女院問竹谷乘願房ニ云。爲訪亡者修追善。何ノ法爲最勝哉云云乘願云。不如光明眞言與寶筐印陀羅尼功徳」))⑯回向文(願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道)(以上。)

・この他、忙しいときは思いつく限りの先祖に光明真言だけでも毎夕唱えるとよい。
・また阿字観で自身も無限の先祖も全て梵字の「阿字」になっている、と感じるのもよい。
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