小右記(寛弘四年1007)「十月十日、中宮(注1)季御読経(注2)」「十月十四日中宮御読経結願」
(注1)中宮とは一条天皇の妃で藤原道長の娘・中宮彰子。紫式部も仕えた。寛弘五年(1008年)9月11日、第二皇子・敦成親王(後一条天皇)を出産しているからこの季御読経の功徳により妊娠したかもしれません。
(注2)季御読経・・宮廷仏教年中行事の一つ。宮中において毎年春秋の二季,2月と8月,衆僧によって大般若経を転読する儀式。729年(天平1)4月8日が起源と伝えられ,貞観(859‐877)のころより,毎年行われていたという。また,摂関期には藤原道長の邸においても行われており,道長の日記《御堂関白記》には,宮中の行事を季御読経,道長邸のそれを季読経と書いている。また,平安時代には,4日間行われることが多く,2日目に引茶(ひきちや)を僧および侍臣等にたまうことがあり,3日目は論義を行っている。
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