(大智度論釋初品中戒相義第二十二之一)(五戒の受戒法)
問曰「云何が五戒を受く」。答曰「五戒法を受くるは、長跪合掌して言く、『我某甲、歸依佛歸依法歸依僧』。
如是に二たびし如是に三たびす。『我某甲、歸依佛竟歸依法竟歸依僧竟』。如是に二たびし如是に三たびす。『我は是れ釋迦牟尼佛の優婆塞なり、我某甲、今日より盡壽まで歸依することを證知し給へ』と。
戒師は應に言ふべし。『汝優婆塞、聽け、是の多陀阿
伽度・阿羅呵・三藐三佛陀(たたーがた・あるはん・さんみゃくさんぶつだ。何れも仏の十号の一)は人を知り人を見たまひ、優婆塞のために五戒をときたまふこと如是なり。是れ汝じ盡壽まで何等の五をか持たん。
盡壽まで不殺生是れ優婆塞戒なり。是中に盡壽まで應に故らに殺生すべからず。是の事、若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽不盜、是れ優婆塞の戒なり是中に盡壽まで應に盜せず、是事若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽まで不邪婬、是れ優婆塞の戒なり。是中に盡壽まで應に邪婬すべからず。是事若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽まで不妄語、是れ優婆塞の戒なり。是中に盡壽まで應に妄語すべからず。是事若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽まで不飮酒、是れ優婆塞の戒なり。是中に盡壽まで應の飮酒すべからず。是事若し能くせば當に諾と言ふべし。是れ優婆塞の五
戒なり。盡壽まで受持して當に三寶たる佛寶・法寶・比丘僧に供養し、福業を勤修して持って仏道を求むべし。
問曰「云何が五戒を受く」。答曰「五戒法を受くるは、長跪合掌して言く、『我某甲、歸依佛歸依法歸依僧』。
如是に二たびし如是に三たびす。『我某甲、歸依佛竟歸依法竟歸依僧竟』。如是に二たびし如是に三たびす。『我は是れ釋迦牟尼佛の優婆塞なり、我某甲、今日より盡壽まで歸依することを證知し給へ』と。
戒師は應に言ふべし。『汝優婆塞、聽け、是の多陀阿
伽度・阿羅呵・三藐三佛陀(たたーがた・あるはん・さんみゃくさんぶつだ。何れも仏の十号の一)は人を知り人を見たまひ、優婆塞のために五戒をときたまふこと如是なり。是れ汝じ盡壽まで何等の五をか持たん。
盡壽まで不殺生是れ優婆塞戒なり。是中に盡壽まで應に故らに殺生すべからず。是の事、若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽不盜、是れ優婆塞の戒なり是中に盡壽まで應に盜せず、是事若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽まで不邪婬、是れ優婆塞の戒なり。是中に盡壽まで應に邪婬すべからず。是事若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽まで不妄語、是れ優婆塞の戒なり。是中に盡壽まで應に妄語すべからず。是事若し能くせば當に諾と言ふべし。盡壽まで不飮酒、是れ優婆塞の戒なり。是中に盡壽まで應の飮酒すべからず。是事若し能くせば當に諾と言ふべし。是れ優婆塞の五
戒なり。盡壽まで受持して當に三寶たる佛寶・法寶・比丘僧に供養し、福業を勤修して持って仏道を求むべし。