福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏教聖典(仏教伝道協会)から・・・その29

2011-08-31 | 法話
第三節、
二、人ははからいからすべてのものに執着する。冨に執着し、財に執着し、名誉に執着し、命に執着する。

有無、善悪、正邪、すべてのものにとらわれて迷いを重ね苦しみ、悩む。

ここに一人の人がいて、長い間旅をつずけ、とあるところで河を見て思った、「このかわのこちら岸は危ういが向こうは安らかに見える。」そこで筏を作り向こうの岸につくことができた。そこで「この筏は、私を安らかにこちらの岸へわたしてくれた。大変役に立った筏である、だからこの筏を捨てないで担いでいこう」と思ったのである。


この比喩は「正しいことさえ執着すべきでなく、捨て離れなければならない。まして正しくないことはなおさらである」ということを示している。
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