第三節、
二、人ははからいからすべてのものに執着する。冨に執着し、財に執着し、名誉に執着し、命に執着する。
有無、善悪、正邪、すべてのものにとらわれて迷いを重ね苦しみ、悩む。
ここに一人の人がいて、長い間旅をつずけ、とあるところで河を見て思った、「このかわのこちら岸は危ういが向こうは安らかに見える。」そこで筏を作り向こうの岸につくことができた。そこで「この筏は、私を安らかにこちらの岸へわたしてくれた。大変役に立った筏である、だからこの筏を捨てないで担いでいこう」と思ったのである。
この比喩は「正しいことさえ執着すべきでなく、捨て離れなければならない。まして正しくないことはなおさらである」ということを示している。
二、人ははからいからすべてのものに執着する。冨に執着し、財に執着し、名誉に執着し、命に執着する。
有無、善悪、正邪、すべてのものにとらわれて迷いを重ね苦しみ、悩む。
ここに一人の人がいて、長い間旅をつずけ、とあるところで河を見て思った、「このかわのこちら岸は危ういが向こうは安らかに見える。」そこで筏を作り向こうの岸につくことができた。そこで「この筏は、私を安らかにこちらの岸へわたしてくれた。大変役に立った筏である、だからこの筏を捨てないで担いでいこう」と思ったのである。
この比喩は「正しいことさえ執着すべきでなく、捨て離れなければならない。まして正しくないことはなおさらである」ということを示している。