福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

秘藏寶鑰

2011-08-28 | お大師様のお言葉
禿頭割衣し鐵杖し、鉄杖鋼盂あり(頭をそり、錫杖と鉄鉢をもっている)。
行くときんば則ち安徐して虫を護り、坐するときんば則ち低頭して)なり。
殺を言い收を言うに即ち知淨之語あり(殺生や金銭について清浄な言葉でいいあらわす)。行雲迴雪には即ち死尸之想あり(美人を見ては死体をおもう)。これすなわち心口之灰屑なり。塚間に閉目し、白骨に心を在く。聚落に分衞して麁飯想を吐く。樹葉遮雨
誰か堊室を願はん。糞掃風を防ぐ何必紈綺(がんき・・・よい着物)ならん。

生空三昧に神我之幻影を知り(大空無我の定に入り神我(われ)の幻影であることを知り)無生盡智に煩惱之後有を斷ず(盡智や無生智を得て煩悩による苦果を断ずる)
其通は則ち日月を虧蔽(きへい)し、天地を顛覆す。目には三世を徹し(眼力は過去未来現在の三世をみとおし)身には十八を現ず、石壁無礙にして虚空能く飛ぶ(十八変化して石壁や虚空を自在に飛ぶ)。其徳也則輪王頂接し、釋梵歸依し、八部供承し、四衆欽仰す。遂に乃ち五蘊之泡露を厭うて、三途之塗炭を惡み、身智之灰滅を尚ぶ、乘之趣爲ること大體如此。(続)
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