福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

第8回・福聚講関東36不動霊場巡り(2011-8-21小雨)

2011-08-28 | 開催報告/巡礼記録
第8回・福聚講関東36不動霊場巡り(2011-8-21小雨)

<第10番札所・田無山総持寺(田無不動尊)>西東京市田無町3-8-12
 御本尊;大聖不動明王(行基菩薩作と伝えられる秘仏)
 草創; 行基菩薩 
 開創;法印権大僧都俊栄和尚 (1615~23年)。
    前身は法界山西光寺。慶安年間に谷戸より現在の地に移住。
    本堂は天保13年に再建。明治8年、観音寺と蜜蔵院を吸収合併田無山総持寺と改名。
 寺宝;不動明王像、尉殿大権現・神号額、下田半兵衛富宅の木像他。

           
 
 西武新宿線・田無駅改札口9時30分集合。駅から僅か5分、静寂の田無不動尊着9時35分。仁王門(正面に金剛力士蔵、内側に広目天と多聞天)をくぐると正面に本堂。本堂の両側に欅や槇の大木。特に樹齢500年とも言われている欅は素直に伸びて、歴史を生き抜いてきた本物が持つエネルギーを感じる。幹は緑色の苔で被われ、葉をたっぷりと茂らせて、夏の陽差しを遮っている。本堂内陣にて納経。仏の前で納経していると、心の中のよどんだ空気が浄化されて、透明になっていくのを感じる。
 10時10分、寺を辞し、徒歩5分の田無駅へ。田無駅10時22分発上井草10時34分着。徒歩30分石神井不動尊着。

<第11番札所・亀頂山蜜乗院三寶寺(石神井不動尊)>東京都練馬区石神井台1-15-6
 御本尊;大聖不動明王(秘仏)
 開山;鎌倉大楽寺の大徳・大僧都幸尊法印(1394年)。
寺宝;紅頗梨色阿弥陀木像、弥陀三尊来迎板碑、涅槃図他
 建物等;御成門、大黒天堂、観音堂根本大塔他。
  
   

 本堂内陣・不動堂内陣にて納経。後、広い境内の一角、林の中に設けられた四国88カ所お砂踏霊場を巡拝。本堂、その他の伽藍は、緑の中に調和して趣がある。大きな木々が多いせいか、小雨にしめった境内は、苔が多く滑りやすい。松の大木、百日紅など、深い緑は心にやすらぎをもたらし、自然の声が聞こえるようで落ち着く。12時頃寺を出発。三重の塔のある隣の寺を巡ってから、徒歩10分、石神井公園にて昼食。石神井公園は、雨のせいか人が少なく、ボートも出ていず石神井池は静かに雨の波紋を見せていた。更に徒歩15分、西武池袋線石神井公園駅へ(13時)。石神井駅~池袋駅。山手線・池袋駅~巣鴨駅。都営三田線・巣鴨駅~本蓮沼駅、着13時50分。徒歩5分、志村不動尊着、13時55分。

<第12番札所・寶勝山蓮光寺南蔵院(志村不動尊)>。東京都板橋区蓮沼町48-8
 御本尊;11面観音(秘仏)・ 不動明王
 開基;荒井三郎盛久
開山;宥照上人
寺宝;御自作弘法大師像、不動明王蔵、11面観世音菩薩他

   

 コンクリートに囲まれた街中の現代的寺だが、湯殿山・月山・羽黒山の古びた供養塔が建ち、歴史を感じる。巡拝後、再び本蓮沼へ、14時30分着。本蓮沼駅にて解散。

<参加者>高原師、高橋、岡村、角田、鈴木、芦刈、佐竹、清水、河本、関口2、計11名。
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