72番曼荼羅寺から75番善通寺へ向かう道沿いに小高い山があり山の名を甲山といいます。74番甲山寺(こうやまじ)です。平幡良雄「四国へんろ」には大師が善通寺と曼荼羅寺の間に伽藍を建立しようと霊地をさがしておられたら、甲山の麓から老翁があらわれ暗示を受けたので大師は歓喜のあまり石に毘沙門天を刻んで岩窟に安置し供養しされた。のちに大師が満濃池別当に任ぜられたとき工事の成功を祈願され本尊の薬師如来を安置されました。真念「四國徧禮道指南」には「七十四番甲山寺、山を後ろにし堂東向き。本尊薬師。御作」とあります。ここも山上には春日明神をお祀りしており江戸以前は一体であたっと思われます。
子安地蔵様もおまつりされており、子宝・安産祈願の人は子安地蔵様のまえかけをいただいておかげを受けた人が多いと言われています。ここは正直あまり記憶に残っていません。
子安地蔵様もおまつりされており、子宝・安産祈願の人は子安地蔵様のまえかけをいただいておかげを受けた人が多いと言われています。ここは正直あまり記憶に残っていません。