六波羅蜜の第五番目は禅定波羅蜜。
菩薩は身は欲界にあっても色界の四禅(初禅・第二禅・第三禅・第四禅)によって無漏の定心をおこすがゆえに一切の煩悩を断尽するゆえに六神通を得る。
六神通とは
一には天眼通、これは十方世界の国土を照らす。
二には天耳通、十方世界の夕情と非情との声を聞く。
三には神境、いわく十方世界において飛行する自在を得るなり。
四には宿命通。いわく無始以来の生死流転のことを知る。
五には他心痛、十方世界の一切衆生の心行を知る。
六には漏尽通、一切の煩悩漏ことごとくつくすなり。・・
・・欲界の心は煩悩に障へられて定心の心はおこらざれば、ひとえに三密の加持力をねがいて根本無明を対治すべし。これによりて真言行者は三密の法を修して自心佛の三密の加持をいのれども、在家の人は常に光明真言をとなえて三密の加持をいのるべし。三密は平等にして光明真言の中に具足してあるがゆえなり。
菩薩は身は欲界にあっても色界の四禅(初禅・第二禅・第三禅・第四禅)によって無漏の定心をおこすがゆえに一切の煩悩を断尽するゆえに六神通を得る。
六神通とは
一には天眼通、これは十方世界の国土を照らす。
二には天耳通、十方世界の夕情と非情との声を聞く。
三には神境、いわく十方世界において飛行する自在を得るなり。
四には宿命通。いわく無始以来の生死流転のことを知る。
五には他心痛、十方世界の一切衆生の心行を知る。
六には漏尽通、一切の煩悩漏ことごとくつくすなり。・・
・・欲界の心は煩悩に障へられて定心の心はおこらざれば、ひとえに三密の加持力をねがいて根本無明を対治すべし。これによりて真言行者は三密の法を修して自心佛の三密の加持をいのれども、在家の人は常に光明真言をとなえて三密の加持をいのるべし。三密は平等にして光明真言の中に具足してあるがゆえなり。