福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は智証大師円珍様ご誕生の日です

2023-03-15 | 法話

今日は智証大師円珍ご誕生の日です。(以下、仏教辞林、密教辞典等による)
円珍は今日は智証大師円珍ご誕生の日です。(以下、仏教辞林、密教辞典等による)
円珍は弘仁5年3月15日(814年4月8日)- 寛平3年10月29日(891年12月4日)。、天台寺門宗の宗祖。諡号は智証大師。入唐八家(最澄・空海・常暁・円行・円仁・恵運・円珍・宗叡)の一人。弘法大師の甥で讃岐金倉の人。八歳で因果経を誦し、十歳にして『毛詩』『論語』『漢書』『文選』等を読み十五歳にして延暦寺座主義真和尚に師事。20歳で12年籠山行に入る。仁寿三年八月、入唐。福州開元寺に於て印度那蘭陀寺の般若怚羅三蔵に梵字悉曇章を学び、兼ねて金剛界胎蔵界及び諸の印法を授かる、後、長安に入つて青竜寺の法全和尚より瑜伽三密及灌頂を受法。不空三蔵の弟子智慧輪からは両部秘旨を受法。かくて留学七年、天安二年に帰朝。両部大法を宗叡に授け、天安十年延暦寺座主。この年、勅によつて三井園城寺を伝法灌頂道場とする。寛平二年僧都に陞り三年十月廿九日寿七十八で示寂した、門弟六百余人、智証大師と勅諡せらる。 『梁塵秘抄』にも「大師の住所はどこどこぞ 伝教慈覚は比叡の山 横川の御廟とか智証大師は三井寺にな 弘法大師は高野の御山にまだおはします」とうたわれて人々に親しまれています。 三井寺には円珍の感得した国宝の黄不動像がありますが以前国立博物館で拝したことがあります。大変有難いものでした。


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