福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

石清水八幡宮田中恒清宮司の「中今を生きる」・・1

2016-07-17 | 法話
以前NHK「心の時間」で石清水八幡宮田中恒清宮司が「中今を生きる」と題して出演しておられました。石清水八幡宮は貞観元年(859)、行教和尚が宇佐八幡宮の神託により京の都の裏鬼門を護る国家鎮護の社として開創されています。また鎌倉時代の名僧叡尊が蒙古退散を祈願して見事有難い霊験を得られ神風を吹かせて日本国を救っていただいたところでもあり、私も折に触れて「国家安穏」を祈願に訪れているところです。なによりも私の生涯のテーマ神仏融合の元祖の舞台となっているところでもあります。テレビとはいえ、ここの宮司さんのお話を聞くことができ勝縁の有難さに感激しました。
田中宮司さんのお話が素晴らしいものだったので数回に分けて載せさせていただきます。
一回目は「日本人は古来、神仏を一体として崇拝してきた」という田中宮司のお言葉をアップしてみます。
「明治維新で神仏分離が行われたが日本人の心の中まで神仏分離を行うことはできなかった。日本人の心の中は今も、『神も仏も』という心が流れている。これを再度形の上でも流してあげるのがつとめと思い、平成17年神仏霊場会を作った。今は150社寺となっている。また平成24年からは東寺と合同祈願祭をとりおこない神官と僧侶がともに祝詞をあげ経をよんでいる。石清水の歴史をみてもこういう時代がずっと続いていたことが分かるし、神仏一体の心がわれわれの血の中を流れているのをひしひしと感じることができた。」

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