福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記 その62

2009-12-13 | 還暦求聞持成満の記
八月二十一日
何か爽快な気持ちで12時半に目が覚めました。こちらへきてから目覚めが大変気持ちいいのです。ありがたいことです。明星禮では雲間から星空がのぞきこの虚空の福智を衆生のものにするのだと思いきかせて御真言をおとなえしました。後夜の座では後半になりまた睡魔におそわれ見苦しい姿を仏様の前にさらしてしまいました。そのうえ家族を犠牲にしてなぜこんなことをしているのだろうかと思い始めます。心が乱れてきたのです。これではいけないと気をとりなおし家族と同じように衆生も幸せになりますようにと無理にでも拝むようにしました。するとすこし気分が落ち着きました。
12座では今までの壮大な虚空の観想ができずただ自分がポツンと座しているのみという姿しかイメージできません。おまけに顔のひげがのびてきて行中もかゆくなります。気を取り直し「自分の目的をきちんと定められたらそれに向かって毎日積み重ねたら必ず目的は達することができる。」という千日回峰行者の言葉を自分にいいきかせます。そして自分の今回の行の目的はあくまで「衆生無辺誓願度」だったのだとおもい返しました。

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