第三、九句の法門
大日経はさきにのべたように「菩提心を因とし」「大悲を根とし」「方便を究竟とする」という三句の法門をエッセンスとするものであるが、この三句の法門を更に明らかにしようとして金剛手が九つの問を出し、如来がそれに答えられたのが九句の法門である。
金剛手の九問とは、
一、菩提心生(菩提心の生起について)
二、菩提心相(菩提心の相について)
三、心続生(浄心の続生について)
四、心相(盲心の相について)
五、時(修行中の時間について)
六、功徳衆(菩提心本有の功徳について)
七、修行(修行について)
八、異熟心(第八識について)
九、心殊異(修得の浄心について)だる。
大日経はさきにのべたように「菩提心を因とし」「大悲を根とし」「方便を究竟とする」という三句の法門をエッセンスとするものであるが、この三句の法門を更に明らかにしようとして金剛手が九つの問を出し、如来がそれに答えられたのが九句の法門である。
金剛手の九問とは、
一、菩提心生(菩提心の生起について)
二、菩提心相(菩提心の相について)
三、心続生(浄心の続生について)
四、心相(盲心の相について)
五、時(修行中の時間について)
六、功徳衆(菩提心本有の功徳について)
七、修行(修行について)
八、異熟心(第八識について)
九、心殊異(修得の浄心について)だる。