今日、日中会談が行われたというニュースが繰り返し放映され、その冒頭習近平氏の固い表情が何度も出てきました。これをみて、多くの人が日米韓会談時の朴槿恵氏の硬い表情とダブったと思います。両者ともに国内情勢を意識してとかいろいろ解説されていますが、私はこの表情をみてなにか深い因果の存在をかんじざるを得なかったのです。チベット問題、香港問題、少数民族問題、貧富の格差問題、一党独裁と権力闘争等数えきれない「因果」を抱えている顔です。
数十年前、三島龍沢寺の鈴木宋忠老師の提唱をお聞きしたとき、開口一番「こっちから見るとあんたがたの顔は因果の博覧会じゃ」と言われたのを思いだします。
我々でさえ、それぞれの家の因果を顔にだして平気で人様にみせつけているのです。指導者はわれわれ一般人以上に無意識のうちにその国の因果を顔に出しているといえましょう。
「千峯(せんぽう)雨霽(は)れて露光冷(すさま)じ(大燈国師)
君看ずや双眼の色、語らざれば憂い無きに似たり (白隠禅師)」という句があります。良寛様が愛した句として有名です。一応、「澄んだ瞳の奥には語らなければ分らないほどの深い憂いを抱えている」、と云う風に解釈されています。
しかし、今回習近平氏の見せた硬い表情は表情そのものがその国の抱える深い因果を雄弁に語って余りあった、といえましょう。
数十年前、三島龍沢寺の鈴木宋忠老師の提唱をお聞きしたとき、開口一番「こっちから見るとあんたがたの顔は因果の博覧会じゃ」と言われたのを思いだします。
我々でさえ、それぞれの家の因果を顔にだして平気で人様にみせつけているのです。指導者はわれわれ一般人以上に無意識のうちにその国の因果を顔に出しているといえましょう。
「千峯(せんぽう)雨霽(は)れて露光冷(すさま)じ(大燈国師)
君看ずや双眼の色、語らざれば憂い無きに似たり (白隠禅師)」という句があります。良寛様が愛した句として有名です。一応、「澄んだ瞳の奥には語らなければ分らないほどの深い憂いを抱えている」、と云う風に解釈されています。
しかし、今回習近平氏の見せた硬い表情は表情そのものがその国の抱える深い因果を雄弁に語って余りあった、といえましょう。