福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

実語教解説・・16

2020-11-04 | 頂いた現実の霊験

実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・16
・三学の友に交はらずんば 、何ぞ七覚の林に遊ばむ。(三学とは戒定慧、七覚とは念覚・択法覚・精進覚・喜覚・軽安覚・定覚・捨覚。

・四等の船に乗らずんば 、誰れか八苦の海をわたらむ。 (慈悲喜捨の平等の大船に乗らずば誰か八苦の生死海を渡らんの意味。華厳経・四十二章経には四無量心を四等という。慈悲喜捨なり。八苦とは五王経に、生苦・老苦・病苦・死苦・恩愛別苦・所求不得苦・怨憎会苦・憂悲苦。遺教経に「実智慧の者は則ち是老病死海を度る堅牢の船なり」。禅林の永観律師の往生講の式に「たまたま一つ有ればまた一つ欠けぬ、有るに付ても憂へ無きに付ても憂ふ」)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Q,寺院に鎮守社を設ける根拠は? | トップ | 今朝一週間ぶりくらいに未明... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

頂いた現実の霊験」カテゴリの最新記事