福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「神儒仏道基一体論」改め、「神儒仏道基回一体論」・・2

2016-04-07 | 諸経

2⃣神仏は一体であること。
大師は嵯峨天皇印信を交換され両部神道を始められていることから神仏は一体とされていました。またこれは「天地麗気記」「中臣の祓訓解」からも当然いえることです。

「天地麗気記」にみる天照大神以前の根源神、天神7代、地祇5代の本地です。
①天神7代とは「 天神七葉は過去七佛(釈迦様出生以前の七仏)・・(天地麗気記)」にあることを勘案すると以下のように本地があると思われます。(なお「天地麗気記」等の他の記述も参考に本地を書きました。)
1国之常立神・・・大毘盧遮那仏(如意宝珠・浄菩提心の玉)
2国狭槌(くにのさつち)尊・・毘盧遮那仏
3豊雲野神尊・・・盧遮那仏
4埿土煑尊(うひぢにのみこと)・・毘婆尸仏。沙土煑尊(すひぢにのみこと)・・尸棄佛

5大戸之道尊(おおとのじのみこと)・・倶留孫仏。大戸之部尊・・毘葉羅仏(熊野では不動明王)。

6面足尊・・狗那含牟尼仏(熊野では釈迦如来、多聞天)惶根尊(かしこねのみこと)・・弥勒仏
7伊奘諾尊(いざなきのみこと)・伊奘冉尊(いざなみのみこと))・・諾は金大日・冉は胎大日。(伊勢神宮では諾は金剛薩埵、熊野では諾は薬師、冉は千手観音。



②地祇5代とは「地神五葉は、賢劫の四佛(倶留孫仏・倶那含牟尼仏・迦葉仏・釈迦仏)
に舎那(毘盧遮那)を加増へて五葉と為り・・(天地麗気記
)」にあるようにさきの過去7仏の後半の仏と重なります。

1天照大神・・・毘盧遮那(胎大日、十一面観音・如意輪との別伝あり。熊野では十一面観音)
2天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)・・・倶留孫仏(熊野では地蔵菩薩)
3瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・・・倶那含牟尼仏(熊野では竜樹菩薩)
4彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)・・・迦葉仏(熊野では如意輪観音)
5草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと) ・・釈迦仏(熊野では聖観音)

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