福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

われわれが再び正道に立ちかえるためには、解決は組織的条件にはない

2019-02-04 | 法話
シュバイッツアー「生への畏敬」1923年
・漫然と無意味な生活を送っている我々は引き綱に絡まってもがいている倒れた馬に似ている。我々は物質的な条件を変えたり、組織を改めたりすることによって、当面の難問題を解決しようとするが、効果は全然あがらない。倒れた馬をひきおこすにはまず馬具をはずしてから頭を支えて立ち上がらさなければならならない。われわれが再び正道に立ちかえるためにも、救いは物質的条件になぞにあるのではなく、こころがまえの一新にあるのだ、ということをまず理解しなければならない。・・ところでわれわれの心がまえを一新するには我々一人一人が本当の宇宙観を感ずることが先決問題である。
以前から日本のあらゆる組織で不祥事が相次いでいます。政治・官僚・企業・・・いずれもすぐに組織改革とか構造改革とか連呼して組織弄りをしますがそんな小手先で治る程,宿阿は浅くありません。個々人のレベルにまで掘り下げなければ日本の将来は拓けません。

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