福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

神は人の敬ひによつて威を増し、人は神の徳によつて運を添ふ

2021-05-22 | 法話

最近駅前の広場やバス停なども以前とは比べ物にならない程きれいになっています。ゴミを捨てる人が少なくなったのとゴミ拾いのボランテアのひとが増えたのとの相乗効果とと思われます。

其の上、近所の馬頭観音様の祠やお稲荷様の祠の前で通りすがりに手を合わせる人も目立つようになりました。以前は皆素通りしていたのですがどうしてこういう現象が起きているのか不思議です。

道路がきれいになってきたことと併せて考えると人々に霊性が少しずつ芽生えてきたのかもしれません。

どんな小さな祠であっても、道端のお地蔵様であってもそこを拝む人がいる限りそこの祠やお地蔵さまはその地域の人々や生き物・自然をお守りくださっています。神仏はそこをお参りする人々の祈りを受けて威徳を増すのですから人々が祠に手を合わせるようになったことと町がきれいになっていることは深い関連があるといえます。神は人の敬ひによつて威を増し、人は神の徳によつて運を添ふ。」とされています。日本国中で神社仏閣にお参りする人が増えればその人の運勢も好転するとともに、神仏に守られている日本国の運勢も上向くといえます。


参考
御成敗式目
第一条・・・神は人の敬ひによつて威を増し、人は神の徳によつて運を添ふ。然れば則ち恒例の祭祀は陵夷(りようい・衰退)を致さず、如在(神がいますが如くにする) の礼奠は怠慢せしむるなかれ。
第二条一、寺塔を修造し、仏事等を勤行すべき事。右、寺社異なると雖も崇敬これ同じ。よつて修造の功、恒例の勤め、宜しく先条に准じ後勘(こうかん=後日の咎め)を招(まね)ぐことなかるべし。‥ )

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