以前老婦人が自作の絵手紙を人々に喜捨している番組を見ました。なかに「いくらあたえても、こころは減らない」ということばがありました。全くその通りです。物財は(エコノミストの言う市場原理で)使うと減るものですが、『陰徳』は逆で、施すほど無限に増えます。エコノミストの金科玉条とする市場原理は全く通用しません。例えば人助けをすると、相手も喜び、双方のご先祖も神仏も喜び「陰徳」は無限に増殖します。無財の七施というのもあります。雑宝蔵経にある「眼施、和顔施、愛語施、身施、心施、牀座施、房舎施」です。これらは財産がなくても徳を積める徳目です。そろそろ日本人も、お金や物という「使えば減るもの」に対する執着から解放して、「使うほど無限に増えるもの」をたいせつにする昔の民族性に戻りたいものです。
最新の画像[もっと見る]
-
金剛頂瑜伽中發阿耨多羅三藐三菩提心論 10ヶ月前
-
一日は定光佛・熱田大明神・妙見様・天神と地神の日 3年前
-
万人幸福のしおり 4年前
-
佛説彌勒大成佛經 (全巻書き下し) 4年前
-
四国八十八所の霊験・・・その97 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その92 6年前
-
四国八十八所の霊験・・その89 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その88 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その83 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その76 6年前